ピアノ 楽譜 木裕 | ホロヴィッツ・ピアノの秘密

調律師がピアノをプロデュースする[br/][br/]ついに、巨匠ホロヴィッツが愛したスタインウェイ〈CD75〉の秘密が明らかに！あのグレン・グールドが嫉妬するほど、スタインウェイ本社から特別待遇を受け、世界中どこの演奏会にもお気に入りのピアノや調律師と一緒。生涯に数えられるほどの数のピアノしか弾かなかった神格的存在のピアニスト、ホロヴィッツ。彼が最も愛したピアノと言われるのがこの〈CD75〉と1887年製の〈ローズウッド〉である。この2台を所有する著者の『音楽の友』誌連載記事を再構成し、書き下ろし原稿を追加。書籍化にあたり、その〈CD75〉と、大手レコード会社のスタジオで数多くの録音に使用されていたハンブルグ・スタインウェイの“音響比較”を初めて実施し、結果を可視化データとして公表するほか、〈CD75〉のアクション調整値をも公開。ベールに包まれていたホロヴィッツのピアノの詳細を明らかにする。ニューヨーク・スタインウェイを追い続けた調律師の記録。 作曲 (編成) タイトル 編曲 校訂者 運指研究者 1まえがき2第1章　ホロヴィッツ・ピアノの秘密を求めて3ホロヴィッツのピアノに秘められたロマン派のピアニズム4ホロヴィッツの運命のピアノ5ホロヴィッツが見せた本音6大ピアニストたちの嫉妬を買っていたホロヴィッツ7ニューヨークは邪道？　スタインウェイ戦争の時代8【コラム】ホロヴィッツ・ピアノの音を可視化する9第2章　かつてのスタインウェイ本社C＆A部10スケールの違いを見せつけた本社C＆A部11巨匠時代の最後を看取った調律師の言葉12製造番号から紐とく巨匠たちのピアノ13名器は感触や感覚によって作られる14スタインウェイ社の仲間たち15フランツ・モアでさえ釘を刺された、あの頃の日本16【コラム】戦争を見たスタインウェイ17第3章　調律師がピアノをプロデュースする18ピアノ調律師は絶対音感の持ち主？19レコーディング現場、コンサートステージを支える調律師20聴力を失ったベートーヴェンの頭の中で鳴り響いていた音は…21熱狂の嵐に包まれた浜離宮朝日ホール22サントリーホールが興奮のるつぼと化す23究極を目指していた時代のピアニストたち24ロマン派の時代はピアノ開発の歴史25【コラム】第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで快挙！26あとがき