ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ブラン [2021] 750ml グロ・フレール・エ・スール

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リアルワインガイド誌83号より ≪今飲んで:90+点 ポテンシャル:91点 飲み頃:今~2045≫これまた前銘柄ほどではないがナチュラルな香り。このワインは以前から良かったが、ヴァンサンに代替わりしてからますます魅力的なワインとなった。口に含むと液体はコクとトロみがあり、グロ・フレール的な甘さと豊かさなんだけど美しい酸がビシッと締める。これはたまらない美味しさ。誰もが好むであろう味わいだ。そして隠し味的個性もキチンとある。〈23年6月試飲〉 昨年は畑仕事を抜け出せなかったヴァンサンだが、今年は無事に会えた。そう、彼には聞きたいことが山ほどある。それはどんどんナチュラルな造りになっているワインについてであり、それに対する彼の考えや目指す方向性などだ。   ともかく現在のグロ・フレールのワインは、父ベルナール・グロ時代からガラリと変わった。甘くて濃いベルナールのワインはそれはそれで良かったが、やはりヴァンサンが造る今のスタイルの方が魅力的だ。何より品質自体もグングン上がっている。この21年は何をどう考えてもグロ・フレール史上最高のクオリティとなり、試飲中はその美しい味わいにため息が漏れっぱなしだった。  ヴァンサンは実に思慮深く無理やりナチュラルワインに持って行こうとせず、味とスタイルを大きく左右するSO2の使い方と減らし方を真剣にトライしている。明らかに無い方が良いことを理解しながら、世界各国の流通時におけるアクシデントも考慮し、必要な段階で極少量のSO2を使用する。そしてそれをより減らす方向に行くといったスタンスだ。そして出来上がった21年は心地良いブルゴーニュナチュラルワインの風味をほどほどに持ちながら、とんでもないクオリティのワインとなった。なお、グラン・エシェゾーはグロファミリーの畑の再構築が行われ、この21年がラストヴィンテージとなりドメーヌでの直販のみとして輸出はされない。よって試飲はしたが掲載しないということとした。ちなみにこのグラン・エシェゾーはアンヌ・グロに行く。  ヴァンサン曰く「18年~20年のような暑い年の後にこの21年に向き合うというのは、誰もがそうだと思うけど自分には恐怖感があった。まるで左端から右端へ飛んでいくような感じの正反対の年。果実の完熟度は一昔前のようでやや足りない。よって表現力が弱いワインと当初は思ったが、マロ醗酵終了後からみるみる良くなった」。